UA-199195483-1

「とある暮らし」(著:miyono)

HPのお問い合わせに寄せられた1通のメールからの出会いでした。
著者のmiyonoさんは、その内容が「Misaki coffee & roasteryとの相性がいい」と思って頂いたようで、メールを送ってきてくれました。
その内容からはmiyonoさんの丁寧で温厚な姿勢が感じられ、「とある暮らし」に関心を持ちました。

「とある暮らし」は、街で巡り合った著者とは関係性のない、福井県に住む10〜90代の男女計50名へのインタビューをまとめた書籍です。
福井県の好きなところ・好きでないところといったローカルな話題から、語り手の生活スタイルなど他愛のない話題を通して、年代・世代・出身地などの背景から構成された考え方の違いが浮き彫りになります。

また著者は喜怒哀楽の中で、「怒」だけ共感性が低いと考えていた中で、各人の「怒」への捉え方を探ります。
そしてこの「怒ること」について、各人それぞれ考え方の違いがあるため、自分のことを振り返りながら興味深く考えさせられます。
普段なかなか語るまたは聞く機会がないテーマについて、意欲的に深堀をしていく様子には感銘を受けました。

コロナ禍の状況下、直接の対面式にこだわりインタビューを行ったその内容は、可能な限り語り手のリズム感や空気感などのニュアンスを生かすよう取りまとめられております。
何気ない会話形式の文章体でのため、読み手によっては内容に物足りなさを感じるかもしれません。
ただ、著者によって丁寧に文字に置き換えられた文章から、現代を生きる私たちの考え方・生き方の違いを優しく教えてくれていると、わたくしには思えました。
丁寧に語り手との関係を築きながら、本音を引き出していく。
おそらく紙面の何倍ものボリュームの話をしながら、語り手との距離を縮めていったのだと思うと、著者miyonoさんの熱量に尊敬の念を抱きました。


「とある暮らし」は店内読書用として1冊用意してあります。
コーヒーのお供にお気軽にお手に取ってみてください。


「とある暮らし」
https://mizochi.jp/works/original/toarukurashi/
販売価格
2,530円(内税)
購入数